アンティーク時計の魅力

コードは口ほどにものをいう

長い年月時を刻み続けてきた、アンティークの腕時計は使い込まれた質感やゴールドでもシルバーでもない色見、くすんだ文字盤などの外見は、新しい時計にはない、重厚感があります。色々な人の腕で使われてきた時計には眺めていると色々な顔をを持ち、時には古い物なので突然止まってしまったり、不都合な事も多々ありますが、それも可愛く愛おしく思えてなる物です。

アンティークの時計は使わずに閉ってしまいがちですが、常に使い続ける事により、また時計は磨かれていき魅力を感じる事が出来たり、歴代どんな人が使ってきたのかと、想い出に浸る事が出来るものでもあります。そういった時計は重圧があり、存在感も非常に高く、自分がまた大切に使う事によって次の世代に受け継がれていかれたり、物を大切にする心を芽生えさせてくれたりするものです。

そうして、さらに古い時計は魅力を増し、どんどん素敵に変化をしていき、時代に合った顔を見せてくれるのです。大切に扱われている時計は、腕に付けているだけで色々な事を語り続けられ、自分自身も時計に負けずに人生を謳歌できる魔力も持つものです。この世に一つしかない腕時計でもあるので、時計と一緒に成長していく事が理想な持ち方です。

ムーブメントが重要

腕時計を購入する時、ムーブメントがどこの国で作られたものか、確認が必要です。
時計を形として組み立てられたのが中国製などでも、ムーブメントは日本製という商品もあります。
しかし時計本体を見ただけでは確認は難しいので、商品説明が書かれたものをチェックしたほうがわかりやすいでしょう。
日本製やスイス製なら精密な製品が多いので安心ですが、そのほかの製品なら購入は控えたほうが無難です。
時々1000円未満のとても安い腕時計なのに、電池交換などで中を開けてみたら、日本の有名ブランドの製品だったということもあります。
ただ安売りの時計は、商品の詳しい説明書がなかったり、中を開けて確認するわけにもいかないので、残念ながら買ってみないとわからないというのが殆どです。
ファッションブランドの時計は、時計の機能よりもデザインで価格が高くなることがあるので、機械はどこの製品を使用しているかを、時計選びのポイントの一つにしてください。
おしゃれな時計を購入しても、正確に時を刻まなかったり、すぐ壊れてしまっては、また時計を購入しなくてはなりません。
無駄に時計を購入しないためにも、時計選びはデザイン重視ではなく性能の良いものを選ぶように心がける必要があります。

中古時計は故障に注意

腕時計を中古で購入する場所は色々有ります。リサイクルショップ、質屋、ネットオークション等様々です。そして、リサイクルショップや質店の場合、補償期間がお店によて異なったり、全くなかったりします。オークションで個人の場合は保障しようがないです。わりと新しい時計の場合はメーカー保証の期間内であれば別ですが、ほとんどの場合、保証が付くのはまれでしょう。新品で購入するなら、メーカー保証より長い期間の保証を着けているショップもありますので、そういうショップで購入した物の中古であれば保証期間が残っている場合があるかも知れません。いずれにしても、補償なしと考えていたほうが商品の選択肢は広いです。そしてそのような商品を購入した後に何らかのトラブルが有った場合どうすれば良いでしょうか。

まず多いのが、機械式時計の場合、ゼンマイが切れていた(切れ方によっては若干動くので店舗では気がつかなかった)りすると、オーバーホールを兼ねてゼンマイ交換になります。物と状態にもよりますが、二万円前後は十分かかります。時計代より高くつくかもしれません。次にクウォーツの場合は電池切れです。当然お店に飾ってある前から動いていたでしょうから電池が早く切れて当然です。これは電池交換ですが、アナログ時計であれば出来ればメーカーに出したほうが無難です。なぜなら、アナログ式の場合、歯車も針も有りますので、場合によってはオーバーホールが必要だからです。そう、クウォーツもメカのメンテナンスが本当は必要なのです。この場合も時計代金よりも修理費の方が高く付くかもしれません。ある程度腕時計に詳しい方でもないと購入時に自分では故障がわからないでしょうから、もし故障したら、ある程度のトラブルによる修理代金は覚悟するか、使い捨てるかを考えて購入するのが良いでしょう。